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ビカクシダ・アルシコルネの育て方と特徴/種類や育成難易度・水やり等を成長記録を元に解説【2023年9月~】

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2023年9月にお迎えした「ビカクシダ・アルシコルネ」の育て方(水やり方法や難易度など)・特徴(種類やビフルカツムとの違い)を初心者向けにまとめたページです。2023年9月以降の成長記録を随時更新していきますので、これから育てたい買いたいと思っている方はご参考になさってください。

※成長記録はインスタグラムThreadsで発信中です。

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ビカクシダ・アルシコルネとは?特徴など

ビカクシダ・アルシコルネは約18種のビカクシダ原種のうちの1つで、自生地によって姿・形が異なります。

一般的に園芸店などで見られる普及種のアルシコルネは、先端がやや丸みを帯びて分岐する胞子葉と、円形に近い丸みを帯びた貯水葉が特徴です。この見た目の特徴は同じく原種で最も普及しているビカクシダ・ビフルカツムと非常によく似ているのでぱっと見で見分けるのが困難です(特に幼苗のうちは形状は瓜二つで、私は見分ける自信がありません)。

アルシコルネの歴史は割と古く、昔から親しまれてきた品種で「照り葉」という愛称もあるようです。これは後述する種類のうちマダガスカル産のアルシコルネ、通称「バッセイ(vassei)」、別名アルマダ(アルシコルネ・マダガスカルの略)の特徴です。

育成難易度はかんたんで、耐寒性も耐暑性もそれなりに高く割と放置気味で育てても、すくすく成長してくれます。

ビカクシダの中では特徴がないのが特徴といった印象の品種ではありますが、育てやすさと入手のしやすさからビカクシダ初心者向きの優れた品種といえると思います。

ビカクシダ・アルシコルネの種類

ビカクシダ・アルシコルネは自生地が非常に広範囲に及ぶ(アフリカ大陸とマダガスカル)ため、自生地の地理的要因・気候によって、形状や見た目が異なり主に2つの種類に分けられています。それがアフリカ型とマダガスカル型で、両者の違いは下記の表のとおりです。

項目アフリカ型(大陸型)マダガスカル型
愛称・通称アルシコルネバッセイ またはアルマダ(アルシコルネ・マダガスカルの略)
自生地アフリカ大陸東部・南部 マダガスカル島、西インド洋諸島
貯水葉の色・質感・成長するとつるつるテカテカとしたワックス状の照りがある質感
・細かくタイルのような模様で色が薄めの葉脈
・成長しても星状毛が多めでカサカサとした質感
・太く黒っぽい葉脈に細かく色の薄い葉脈が連なるような形
胞子葉の形状細葉で、先端に深く切れ込みが入り多分岐する形状 太めの葉で、先端は丸みがかって比較的浅い切れ込みで少ない分岐

アルシコルネとビフルカツムの違い

両品種の比較写真は上記のとおりです。(左がアルシコルネ、右がビフルカツムです)

私の所有している個体同士の違いは下記のとおりです。

項目アルシコルネビフルカツム
胞子葉・切れ込みが浅い
・分岐が少ない
・先端が丸みを帯びている
・上部に立ち上がる
・切れ込みが深い
・分岐が多い
・先端がやや尖っている
・四方に葉を伸ばす
貯水葉・丸い・先端がやや尖る三角型

とはいえビカクシダは個体差が大きい植物なので、上記の違いはあくまでも私の育てている個体同士の比較であり、ものによっては形状がそっくりだったり、もっと大きな違いが出たりします。

また、幼苗の段階ではほぼ見分けがつかないくらいにそっくりです。(この記事で紹介しているアルシコルネを手に入れた園芸店では、隣同士でビフルカツムとアルシコルネの幼苗が売られていたのですが、まったく見分けがつきませんでした)

アルシコルネとネザーランドの違い

両品種の比較写真は上記のとおりです。(左がアルシコルネ、右がネザーランドです)

育て始めた時期が異なりネザーランドの方が株全体が大きめであまり比較にならないかもしれませんが、こちらも大きな違いは胞子葉の形状で以下のとおりです。

項目アルシコルネネザーランド
胞子葉・切れ込みが浅い
・分岐が少ない
・先端が丸みを帯びている
・上部に立ち上がる
・切れ込みが深い
・分岐が多い
・先端がやや尖っている
・四方に葉を伸ばす
貯水葉・丸い・先端がやや尖る三角型

なお繰り返しになりますが、こちらの場合も個体差によって形状がそっくりだったり、もっと大きな違いが出たりします(上記はあくまでも私の育てている個体同士の違いですので、ご参考程度に)。

ビカクシダ・アルシコルネの育て方

ビカクシダ・アルシコルネの育て方を詳しくまとめました。

私が実際に管理している環境や方法を可能な限り詳しくまとめましたのでご参考になさってください。

※この管理方法はあくまで私個人のやり方です。ビカクシダの様子を見たり専門家が発信している情報を収集したりして日々アップデートを重ねていますので、全員が全員このやり方が正しいとは限りません。あらかじめご了承ください。

基本情報

品種名ビカクシダ・アルシコルネ(Platycerium alcicorne)
交配品種名なし(原種)
自生地アフリカ東部、マダガスカル島など
見た目の特徴・胞子葉が上部に立ち上がるように伸びる
・胞子葉の先端がやや丸みを帯びた形状に分岐する
・ビフルカツムやネザーランドに似た見た目でほぼ見分けがつかない
※園芸用のアルシコルネの特徴で、かつ、ビカクシダは個体差が激しいためあくまでも私の所有している個体での特徴です
管理する上でのポイント・植え替え・株分けなどは4月~6月がおすすめ(これから暖かくなっていく時期なので失敗しづらいです)
・カイガラムシが発生しやすい
お迎えした日(管理開始日)2023年9月
植え付けるもの私の場合は下記どちらかです
・ビカクシダ板付用の板(メルカリで購入)
・通風パネル(Amazonやホムセンで購入)→アルシコルネはこちらに取り付けています
用土水苔のみ
増やし方子株も胞子培養も可能 ※子株が出やすい品種です

育成環境・育て方(管理方法)

難易度(育成の難しさ)2:かんたん
(1:とてもかんたん~5:とても難しい の5段階評価)
我が家の気候・関東地方の暖地(最高気温38℃/8月、最低気温:-5℃/1月 2024年データ)
・耐寒性ゾーン:8b(− 9.4°C ~− 6.7°C)
置き場所(管理場所)・春(4月~6月):24時間屋外の日陰
・夏(7月~9月):9時くらいまでは屋外の日陰、日中は室内(2階吹き抜け)、17時以降涼しくなった時点で屋外の日陰
・秋(10月~11月):24時間屋外の日陰
・冬(12月~3月):24時間室内(2階吹き抜け)
最適な温度の範囲12℃~30℃くらい
耐暑性(最高温度)34℃
耐寒性(最低温度)8℃
光量(日当たり)・直射日光はNG(葉焼けの原因に、最悪そのまま枯れます)
・室内でも十分育ちますが、北側など光がほぼない場所はNG
・つまり、明るい日陰がベストです
風通し・屋外:南向きの日陰でよく風があたる場所で管理(南と東が空いたインナーバルコニー)
・室内:サーキュレーターで空気を循環させる(直接風は当てない)
ビカクシダの育成におすすめのサーキュレーターはこちら
水やり葉水:100均の霧吹きで葉からしたたるくらいに濡らします。
・春(4月~6月):午前中に一度
・夏(7月~9月):午前中に一度(9時くらいに室内に取り込むまで乾くことを目安に)
・秋(10月~11月):午前中に一度
・冬(12月~3月):12時~14時頃に気が向いたら(寒がる可能性もあるのであまりあげていません)

水苔の水やり:冬以外は、基本1~2日で完全に乾くくらいサッと水をあげます。
・春(4月~6月):常温、朝イチか夕方に水苔がカラカラになったら
・夏(7月~9月):常温、朝イチか夕方に水苔がカラカラになったら
・秋(10月~11月):常温、朝イチか夕方に水苔がカラカラになったら
・冬(12月~3月):少しだけ温めた水を、その日一番暖かい時間帯に

※ビカクシダの水やり方法は「ビカクシダの水やり方法【タイミングや頻度・葉水・季節ごとのやり方など徹底網羅】」に詳しくまとめています。
肥料基本なくても全く問題ありません。水だけでも十分育ち、小さく管理したい人は肥料・活力剤などはあげない方がいいです。

・春(4月~6月):週1回くらい液肥を規定量の2倍薄めてあげる
・夏(7月~9月):月1~2回くらい活力剤を規定量の2倍薄めてあげる
・秋(10月~11月):週1回くらい液肥を規定量の2倍薄めてあげる
・冬(12月~3月):あげない
害虫対策我が家の環境では、秋~冬にカイガラムシが特に発生しやすい品種です。下記症状が出た時点で、カイガラムシを手でこすって取った上で規定量を水に溶いた殺虫剤を吹きかけています。

・葉の表面にぷっくりした白~茶色のつぶがつく(カイガラムシ本体です)
・ベタベタした透明な液体?が葉や、管理している場所の床や壁などに付く

ビカクシダ・アルシコルネの成長記録

ここからは私のスマホの中にある写真(統一感がなく見づらくてすみません)と、私のThreadsインスタグラムの投稿を引用しつつ、ビカクシダ・アルシコルネの成長記録をまとめています。

その日の気温や管理場所、その時点での育て方のポイントや気付いたことなどもまとめていますのでご参考になさってください。

2023年9月19日:板付けして間もない、まだ幼苗のアルシコルネ

正確な日付けは覚えていないのですが、現存している中で最も古いのはこの写真です。前から行ってみたかった大型の園芸店のビカクシダ苗コーナーでポット植えされて販売されていたアルシコルネを見かけて衝動買いしてしまったのを覚えています。

暑い中自転車の前カゴに入れて持ち帰ってきてしまったので、暑さと直射日光の影響でやや弱り気味です。

園芸店で見た段階で「あ。2つ株があるな」というのは認識していたのですが、おそらく最初からポットに胞子を撒いてそのまま育成した状態だったためか、成長点の向きがわからずどっちを上にすべきか迷って適当に板付けした記憶があります。

2023年9月30日:水を吸って胞子葉がピンとし、下側の胞子葉が順調に成長

水をちゃんと吸って、かつ環境に慣れたのか胞子葉全体がピンと張りがあって立ち上がってきたのが見て取れます。

また、下側に新芽(胞子葉)が展開、順調に成長してきました。一番下にある3つの胞子葉のうち中央の白っぽい胞子葉がそれで、順調に大きくなってきています。

2023年11月7日:アルシコルネらしい先端が丸い胞子葉が続々と展開

写真が見づらく申し訳ないです(角度も違いますし、他の品種も映り込んでいて判別しづらいです)。

夏が終わって秋が深まり、一層成長を遂げました。全体的に胞子葉が成長したのはもちろん、胞子葉の新芽も次々に出てきて、いかにもアルシコルネっぽい先端が丸く切れ込みが少ない(むしろ切れ込みがない)姿で、大きく成長しています。

水苔にもコケが発生していて、育成環境が整ってきているのがわかります。その影響なのか、この頃から2つの株から新芽がどんどん出てきていたなと記憶しています。

2024年5月10日:胞子葉が増え、立ち上げるように成長

前回から半年経過した様子です。冬越しに成功し、春を迎えて一気に株が充実…というか胞子葉で大混雑しています。貯水葉も少し展開していて水苔の左側を巻いています。

※ちなみに冬越しはただ部屋に入れて、カーテンレールに引っ掛けて置いておいただけだった記憶があります(ただし水やりは控えめ)

2年目に突入してからは胞子葉の先端が少し分岐するような葉が増えてきて、そのすべてが上向きに立ち上がるのでご覧のように混雑した状態に。

先述のように株が2つあったのは自覚していたのですが、成長したことで初めてそれぞれ90度横を向いている(時計でいうと、3時方向と9時方向にそれぞれの株の成長点が向いている)ことがわかりました。そして、その状態から胞子葉がほぼすべて上向きに伸びてくるので、曲がったり捻った状態になってしまい、お世辞にも美しい姿とは言えずどうしたものかと悩んでいたところでした。

2024年6月4日:胞子葉が前面にも伸び始めさらにワイルドな姿に…

成長期に入ったアルシコルネは前回から1ヶ月経過してさらにワイルドな姿に成長。上向きだけでなく、前側にもせり出すように胞子葉を伸ばしだして荒れ放題な印象のフォルムになってしまいました。

成長点の方向を間違えると、見栄え上はこのように決してかっこよくはない状態になってしまうのが難点です。

※この頃から「いつ株分けしようか…」とビカクシダの株分け方法の情報収集を始めていました。

2024年9月12日:正面から見ると螺旋状に胞子葉が伸びたフォルムに

正面からの写真です。上にも横にも前にも胞子葉を伸ばしていて、螺旋状の独特のフォルムに成長。

貯水葉も順調に成長しており、左側は水苔をほぼ覆うようになるくらい大きくなり、さらに右側にも新たな貯水葉が展開してきているのがわかります。

相変わらず成長は旺盛です。

2024年10月8日:貯水葉が水苔を完全に覆うまで成長

秋に入って貯水葉ターンに突入。旺盛な成長スピードも相まって水苔が貯水葉で完全に覆われました。

おそらく前回(1ヶ月前)から2倍くらいには成長していて、水苔に巻きついただけで終わらず板の上に広がるまでに成長しています。

ちなみにこの写真を撮影する3日前には、自宅の2階吹き抜け(階段)に念願のパイプハンガーを設置してもらい、冬場の管理環境が完成。本来まだまだこの時期(10月)は屋外管理なのですが、植物園のような雰囲気を味わいたくてわざわざ夕方に取り込んでいました。この写真もそのときのものです。

2025年5月4日:2つに株分け、板付けし直し&友人にお裾分け

写真の撮影を忘れていたのでインスタの投稿から。

2回目の冬越しが終わってこれから成長期に突入、かつ屋外で作業できる気候という条件の揃った2025年5月に、念願の株分けを敢行しました。

※ちなみに2024年~2025年期の冬越しは、カイガラムシの発生で一部の胞子葉が変色したり枯れてしまったりなどのダメージは追ったものの、パイプハンガーのおかげもあって寒さに負けずなんとか乗り切りました。

株分けの方法は単純で、中央にハサミを入れて真っ二つにするだけ。

杉山拓巳さんのこの動画を見て「よし思い切ってやってみよう」ということでやってみたのですが、テグスや何層にもなった貯水葉、詰まった水苔を断ち切るのは大変でした…。それでも、根っこがびっしり張っていたので株分け後も問題なく成長しそうだなということで一安心。

上向きに立ち上げる貯水葉を生かしてうまく板付けができて満足でした。

ただ、このとき古い貯水葉をもう少し小さく切っていればもっと良かったなあと思います。(後述する2025年10月22日の写真を見てもらうとわかるのですが、前面に四角くせり出すように切った古い貯水葉の上に、新しい貯水葉が巻き付くので見栄えが悪くなってしまいました…)

なお、株分けしたもうひとつの兄弟株は近所の友人にもらっていただいて、後日一緒に板付けなどしました。(元気な株だったのでその後も順調に成長しているようです)

2025年7月9日:胞子葉ターンで順調に新芽が展開&成長

夏を迎えて胞子葉ターン。根っこの状態から問題なさそうとは思いつつもちょっと不安だったのですが、次々に胞子葉を展開し順調に成長。どれも上向きに成長して理想通りのフォームになっています。

2025年9月12日:胞子葉が暑さでややダメージ→貯水葉ターンに突入

夏のピークを超えて暑さが少し和らぎましたが、胞子葉の先端が暑さと水切れの影響でクタッと倒れる…というダメージを負ってしまいました。

とはいえ株自体はとても元気で、秋・冬モードに突入して貯水葉ターンに。成長点からは株分けしてから最初の貯水葉が顔を出しています。

2025年10月22日:貯水葉が急成長、今季初のカイガラムシが発生…

この日の環境

  • 午前9時15分
  • 屋外の日陰 インナーバルコニー
  • 気温14℃

貯水葉が急成長して古い貯水葉を覆うまで大きくなりました。約1ヶ月でこの成長はすごいですね。

とはいえ残念なのは、古い貯水葉の形がわかってしまうことです。

四角く広めに切ってしまった古い貯水葉の上に、新しい貯水葉が巻き付いている図

2025年5月に株分け&板付けする際に古い貯水葉をできるだけハサミで切ったものの、

  • 四角くカクカクとした形状にしてしまった
  • 成長点や株を傷つけるのが怖くて遠慮気味に(広めに)残してしまった

という切り方をしてしまったので、見栄えが悪くなってしまいました。恐れずもっと狭めかつ丸く切りそろえておけばよかったです(もしくはこの貯水葉を覆うように水苔を巻いてしまうか)。

古い貯水葉は、まだ左側は切りそろえられるのと、右側も一部は修正ききそうなので近日中に対処してみようと思います。

また、もうひとつのトピックとして今シーズン初のカイガラムシが発生しました…

このアルシコルネは去年もカイガラムシに苦しめられたので、もしかするとカイガラムシに好かれやすい品種もしくは個体なのかもしれません。

いったん目に付いたものはすべて手でこすって取り除きましたが、近日中に薬品を散布して対処する予定です。カイガラムシはこれから(冬場)が本番なので…

Threadsで見る

2025年11月5日:カイガラムシの被害はなく胞子葉がすくすく成長中

この日の環境

  • 午前9時30分
  • 室内 階段吹き抜け
  • 曇り
  • 気温17℃

殺虫剤を散布した成果が出たのか、前回記録時に気になっていたカイガラムシはほぼ発生せず「取り忘れたやつかな?」と思うくらいの発生で済み、胞子葉がさらに成長しました。写真に映りきらないくらい小さかった新芽の胞子葉も大きくなり、寒さにある程度強いアルシコルネは順調に成長しています。

とはいえ気温が夜温(最低気温)は10℃を切り、最高気温も20℃に届かない日が続くようになりましたので11月以降は基本室内管理。暖かい時間帯や気温が高い日を狙って屋外に出す…という管理方法に変更しています。

また、蛇足ですが角張った古い胞子葉を思い切ってカットしまして根が露出した状態になってしまったので、新しい胞子葉が早く成長してくれることを願うばかりです。

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2025年11月22日:貯水葉が大きく。さらにまたカイガラムシが発生

この日の環境

  • 午後12時
  • 屋外の日陰(インナーバルコニー)
  • 晴れ
  • 気温17℃

貯水葉がまた大きくなっています。この調子なら思ったより早く左側の水苔(先日、形を整えるために古い貯水葉を切った結果、根っこが剥き出しになってしまった)を覆ってくれるかもしれません。

この日は暖かくて、かつ普段も室内の暖かい場所で管理しているので、より成長ブーストしてくれるかも?ということで有機活力剤と液肥をかなり薄めに与えてみました。さてどうなるでしょうか。

なお、この日もやっぱりカイガラムシが発生していました(下記写真)

気になって、この子の兄弟株をお裾分けした近所の友達に聞いてみたところ、やはり発生していたようで…うちの子だけかもしれませんがアルシコルネはどうもカイガラムシが発生しやすいです。

とりあえず手で取りましたが、そろそろまた殺虫剤をかけた方がいいかもしれません。

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2025年12月12日:やっぱりカイガラムシ発生も、貯水葉・胞子葉ともに順調に生育

この日の環境

  • 午前9時35分
  • 室内 階段吹き抜け
  • 晴れ
  • 気温13℃

左側の貯水葉がむき出しだった根っこを貯水葉が覆いはじめるほど大きくなり、さらに胞子葉と思われる新芽も出て、順調に生育しています。この冬の間も一層成長してくれそうです。

なお、今回の記録でも小規模ですがカイガラムシを確認。アルシコルネが発生しやすいということもあるかもしれませんが、これに加えて「一度カイガラムシが発生した株がその後も出やすい」傾向にあるのかもしれません。アルシコルネ以外の品種(大株のネザーランド)も去年ついて以降、たびたびカイガラムシ発生していますので…

とはいえ昨シーズン受けたほどダメージは出ておらず、今シーズンは健康そうです。引き続きカイガラムシに注視していきます。

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ビカクシダ・アルシコルネを育てる上でのFAQ

アルシコルネの難易度は?

アルシコルネはビカクシダの中では難易度は低く、初心者でも育てやすいかんたんな品種です。

私は2023年9月以降育てていますが、高温にもある程度耐えますし、寒さにも比較的強く、気温による大きなダメージを負ったことは今までありません。

私の育てている環境にもよるのかもしれませんが、カイガラムシが発生しやすい傾向にあるようですが、それも手で取った上で薬品散布すれば対策できますので難易度は低いといえると思います。

アルシコルネの値段はどれくらい?

アルシコルネは最近は園芸店でも比較的出回っている普及品種なので、値段はお安めです。

メルカリであれば、最初から見栄えのする大きさ(中株以上)が2,000円台で手に入れることができます。園芸店であれば3,000円台で手に入るはずです。もう少し小さい株であれば1,000円台かそれ以下で手に入るお店もあります。

普及品種であるほど値段は下がりますので、アルシコルネはビカクシダ類の中では安価で手に入る方です。

なお、もし健康的でかつ日本国内で育った安心の株が欲しければ(要は枯らしたくなければ)、ビカ森さんで購入がおすすめです。私は最近はほとんどビカ森さんで購入しています。

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ビカクシダ・アルシコルネを枯らさず健康に育てるコツ

「アルシコルネをできるだけ健康に、枯らさずに育てたい。失敗したくない」と思う人ほど、下記のコツを守ることを強くおすすめします。

私も何度かビカクシダを枯らしたことがあるので、それを踏まえてコツをお伝えします。

できるだけ大きな株を買う(最大のコツ)

枯らしたくないならできるだけ大きな、成熟した株のアルシコルネを買ってください。これが最大のコツです。

理由は明快で、ダメージを受けてもリカバリーが利くからです。

人間にたとえるとわかりやすいのですが、赤ちゃんよりと成人した大人の違いのようなものです。

赤ちゃんはまだ抵抗力や体力がなく身体機能も未成熟なので、病気になったときに他の病気をもらったり、体力の消耗が激しく回復が遅かったり、そもそも呼吸がしづらかったり等回復するのが大変です。

対して大人の場合、そもそも免疫機能がついて抵抗力が高いので病気にかかりづらかったり、かかったとしても体力もあるので回復するまでの時間が短くて済みます。

これと同じで、赤ちゃんのような小さい株よりも、人間でいう大人と同じ大きな成熟した株の方が、水切れや乾燥、気温変化や根腐れ、病害虫などのトラブルにも耐える力があり、かつ回復するまでの時間が短くなります。

(逆に小さい株は、ちょっとしたダメージにも敏感に反応して枯れやすいです)

植物を育てた経験があまりない方(初心者)は、「失敗してもいいように」と枯らしたり等失敗するのが怖いので小さい株を買いがちです。ちなみに私もその一人でした。

ですが、失敗の確率をできるだけ下げたいなら、上記の理由から大きな株の方が絶対におすすめです。その分値段はもちろん高額になるのですが、枯れるリスクは確実に減らせますし最初から見栄えのする(インテリア映えする)かっこいい株が手に入ることを考えると、ぜひ検討してみてほしいと思います。

ちなみに健康的で成熟したビカクシダをできるだけ安く買いたいなら「ビカクシダの森(通称:ビカ森)」がおすすめです。国内(沖縄)で育った数多くのビカクシダを格安で販売してくれます(私はほとんどビカ森さんorメルカリで購入しています)

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水やりしようか迷ったら「あげない」

次に水やりのコツです。水苔を触ってみて「今は水苔が完全に乾いていないけど完全に乾いてもない。これって水あげてもいいのかな…?」と迷ったら、あげないでください。

ビカクシダにとっては一時的な水切れよりも、水苔が濡れっぱなしで起こる根腐れの方が回復不能なほど圧倒的にリスキーだからです。

なお、より詳しい解説(水のやり過ぎや根腐れのリスク)については下記記事で詳しく書いていますのでお読みください。水やりのコツもすべてまとめています。

※関連記事:ビカクシダの水やり方法【タイミング・頻度・葉水・季節ごとのやり方】

室内管理メインならサーキュレーターと育成ライトに素直に頼る

室内管理メインでアルシコルネを育てたいと思っているなら、サーキュレーターと育成ライトを導入すると失敗が少ないです。それぞれビカクシダの育成に欠かせない風と光を補うのに必要なものだからです。

ビカクシダを屋外でも室内でも管理できる方は、気温や天気などによって外に出したり仕舞ったり…を使い分けることができますが、一人暮らしの方や仕事が忙しい方は室内・屋外を使い分けるのが難しいと思います。

また、インテリアとしてビカクシダ・アルシコルネを育てたいと思っている人が多いはずなので、ビカクシダをこれから育てようと思っている人は基本的には室内管理をメインに考えていると思います。

ですが、室内は屋外比べて風はまったくありませんし、光は弱いです。

風は水苔を乾かすことと葉を分厚く健康に育てるために、光は光合成をするのに必須です。そのため、室内管理をするなら素直にサーキュレーターと育成ライトを導入することをおすすめします。

ちなみに私が使っているのは下記2つです。サーキュレーターもLEDライトもいくつか買って実際に使いましたが、この2つに落ち着いています。ご参考になさってください。

※サーキュレーターの選び方やおすすめの製品などは「ビカクシダの管理・育成におすすめのサーキュレーター【選び方・メリット・使い方も解説】」で解説していますので、気になる方は合わせてお読みください。

ビカクシダ・アルシコルネを育てるのに使うべきグッズ

私がビカクシダ・アルシコルネを育てるときに使っているグッズの中で、こだわっているものだけをいくつかご紹介します。

※水苔はぜったいに必要なもので、もはや説明不要かと思いましたので省いています。ちなみにダイソーなど100均のものでも構いませんし、ホームセンターで販売されているものでも何でも構わないと私は思っています。

ビカクシダ板付用の「板」

板は「通気性」にこだわっています。

アルシコルネに限らずビカクシダは水苔が乾いている「乾」の状態と、濡れている「湿」の状態が短いスパンで繰り返されることが理想です。そのため、できるだけ早く水苔を乾かすために、板付け用の板は通気性が良いものを選ぶようにしています。

基本的には通気性・水切れがよく、雨・風に強い樹脂素材で、無骨で安価な通風パネルを使用しています(上の写真がそれです)リビングなどの壁に飾るインテリア性を兼ねた板は木製のものを選んでいますが、通気孔がたくさん空いているものを選んでいます。

基本の板:「MIZUKAMI(水上)の通風パネル」

インテリア性のある板:Amazonや楽天で、部屋の雰囲気に合うもの

サーキュレーター

サーキュレーター水苔を乾かす目的と葉っぱを健康的に育てる目的で使っています。

また、私の場合はビカクシダ以外にも植物をいくつも室内で育てていることもあり、サーキュレーターはできるだけ風量が強いものを選びました。

上記でも紹介しているボルネードの「633DC-JP」がお気に入りで、超シンプルな操作性とデザイン、そしてなにより堅牢性(サーキュレーター元祖のメーカーで、かつサーキュレーターを作っているメーカーの中でおそらく唯一24時間運転を可能と謳っている)が魅力です。

※ボルネードはAmazon・楽天ともに公式ストアがあります。

詳しくは「ビカクシダの管理・育成におすすめのサーキュレーター【選び方・メリット・使い方も解説】」をどうぞ。

霧吹き

霧吹きはダイソーなどの100均で販売されているペットボトルに取り付けて使う上記写真のものを使っています。

霧のようにキメの細かい水を広範囲に、かつ勢いよく長時間噴射してくれる(空気を圧縮して水と一緒に発射する)ので、アルシコルネ以外にもビカクシダをいくつも育てている身としてはこれがベストです。

ミスト状の霧吹きとしてはこちらのような商品が有名だとは思うのですが、入れられる水量も一度に噴ける量も少なかったり、壊れやすくて私は好きではありません(2~3個は使いましたがどれもすぐ壊れてしまいました)。

その点こちらはコスパ抜群ですし使い方もかんたんですし、唯一の欠点といえば見た目がダサいくらいです。

デザインを重視したいなどのこだわりがなければ、これを買っておけば間違いありません。

植物育成ライト(LEDライト)

最後に植物育成用のLEDライトです。

普段は使うことがないのですが、旅行などで数日間留守にするときにはこれが必須です。

雨戸やカーテンなどを締め切っていくので部屋の中はずっと暗いまま。そのため、日光に近い光を再現できて安く、かつある程度の範囲を照らすことのできる植物育成ライトをセッティングして出かけるようにしています。ちょうど下の写真の感じです。

私が使っているのは上述のようにBRIMの「SOL 24W」で、これを同じくBRIMの「クリップソケット」と組み合わせて使っています(フレキシブルチューブで角度調整がしやすいです)。

※BRIMにもAmazon・楽天ともに公式ストアがあります。

つけっぱなしだとさすがに熱を持ったりしますし電気代も気になるので、TP-LINKのスマートプラグと組み合わせて特定の時間にON/OFFをできるようにしています。

ビカクシダ・アルシコルネを育ててみてわかったこと

最後にビカクシダ・アルシコルネを育ててみての感想などまとめておきます。

個人的にはカイガラムシがつきやすいのが最大の難点で、これさえなければ寒さにも暑さにもそれなりに耐えてくれる品種で、上向きに立ち上がる胞子葉も素敵ですし、初心者向きの良い品種だなと思います。

※ただしビカクシダは個体差が激しいので、この特徴・印象は私個人のものかもしれません。

もしこの記事を読んでビカクシダ・アルシコルネが気になったら、ネットでお気に入りの株を探してみてください!

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観葉植物のこと
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この記事の著者
pakiki

インドアグリーン研究家。「おうち時間を楽しむ」をテーマに、個人宅で楽しめる植木や観葉植物とその育て方を発信しています。インテリアやエクステリアをはじめ、様々な分野の専門家の発信をサポートする現役マーケッター。Amazon Vineメンバー。

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