2025年6月にお迎えした「ビカクシダ・チャンタブーン」の育て方・成長記録・特徴を初心者向けにまとめたページです。随時更新していきますので、これから育てたい買いたいと思っている方はご参考になさってください。

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ビカクシダ・チャンタブーンの特徴

コロナリウムとリドレイの組み合わせだけに、コロナリウムのような縁がヒラヒラした扇形の貯水葉と、リドレイのような雰囲気の曲線が美しく細身の胞子葉が特徴です。個体差はあるようですが、インスタで確認する限りは胞子葉が垂れ下がって、コロナリウムのような見た目に近い品種に思えます。
この品種の交配の組み合わせになっているコロナリウムとリドレイはともに、一般的に育て方が難しいとされている品種ですが、交配品種なので蒸れに弱いとか暑さに弱いなどの欠点は今のところ感じません。同じ交配のビカクシダ・キッチャクードと同様に、育てやすい品種のように感じます。
※関連記事:ビカクシダ・キッチャクードの特徴・育て方・成長記録など
私の所有しているビカクシダ・チャンタブーンは、成長点が隠れていて胞子葉の上に貯水葉が出てきてしまっている変わった個体で、とりあえず板付はしたもののどちらが上なのかわからず、成長した姿が現時点でまったく想像がつきません(2025/07/30時点)
ビカクシダ・チャンタブーンの育て方
ビカクシダ・チャンタブーンの育て方を詳しくまとめました。
私が実際に管理している環境や方法を可能な限り詳しくまとめましたのでご参考になさってください。
※この管理方法はあくまで私個人のやり方です。ビカクシダの様子を見たり専門家が発信している情報を収集したりして日々アップデートを重ねていますので、全員が全員このやり方が正しいとは限りません。あらかじめご了承ください。
まとめ(これだけはやっておきたい最低限の育て方)
このあと詳しく管理方法・育て方など書いていきますが、読むのが面倒!という方は下記だけは最低限押さえておいてください。
- 管理場所は季節ごとに下記のような場所で管理(難しければ、最も気温変化の少ない部屋に置きっぱなし)
- 春(4月~6月):24時間屋外の日陰
- 夏(7月~9月):9時くらいまでは屋外の日陰、日中は室内、涼しくなったらまた屋外の日陰
- 秋(10月~11月):24時間屋外の日陰
- 冬(12月~3月):室内(できるだけ暖かく明るい場所)
- 直射日光は絶対に当てない
- できればサーキュレーターを使って風を回す(水苔の乾きを促す)
- 割と高温が平気な品種なので暖かくしてあげると育ちやすいです(リドレイ&コロナリウムかけ合わせ品種の特徴)
- 水苔は割と水分多めでも平気です(リドレイ&コロナリウムかけ合わせ品種の特徴)
ビカクシダ・チャンタブーンの基本情報
| 品種名 | ビカクシダ・チャンタブーン(Platycerium. Chanthaboon) |
| 交配品種名 | Coronarium white x Ridleyi(コロナリウムホワイト×リドレイ) |
| 自生地 | なし ※交配品種(園芸品種)のため |
| 見た目の特徴 | ・貯水葉がヒラヒラした扇形 ・胞子葉がリドレイのような雰囲気 ※2025/07/30時点の状態での特徴です |
| 管理する上でのポイント | ・水苔は湿らせ気味&割と暑くても気にせず管理という環境で育成中(既に1年間管理しているビカクシダ・キッチャクードとほぼ同じ交配の組み合わせなので、それに倣っています) |
| お迎えした日(管理開始日) | 2025年6月半ば |
| 植え付けるもの | 私の場合は下記どちらかです ・ビカクシダ板付用の板(メルカリで購入) ・通風パネル(Amazonやホムセンで購入)→チャンタブーンはこちらに取り付けています |
| 用土 | 水苔のみ |
| 増やし方 | 胞子培養 |
ビカクシダ・チャンタブーンの育成環境・育て方(管理方法)
| 難易度(育成の難しさ) | 育てて1年未満なので未評価 (1:とてもかんたん~5:とても難しい の5段階評価) |
| 我が家の気候 | ・関東地方の暖地(最高気温38℃/8月、最低気温:-5℃/1月 2024年データ) ・耐寒性ゾーン:8b(− 9.4°C ~− 6.7°C) |
| 置き場所(管理場所) | ・春(4月~6月):24時間屋外の日陰 ・夏(7月~9月):9時くらいまでは屋外の日陰、日中は室内(2階吹き抜け)、17時以降涼しくなった時点で屋外の日陰 ・秋(10月~11月):24時間屋外の日陰 ・冬(12月~3月):24時間室内(2階吹き抜け) |
| 最適な温度の範囲 | 15℃~30℃くらい |
| 耐暑性(最高温度) | 32℃ |
| 耐寒性(最低温度) | 10℃ |
| 光量(日当たり) | ・直射日光はNG(葉焼けの原因に、最悪そのまま枯れます) ・室内でも十分育ちますが、北側など光がほぼない場所はNG ・つまり、明るい日陰がベストです |
| 風通し | ・屋外:南向きの日陰でよく風があたる場所で管理(南と東が空いたインナーバルコニー) ・室内:サーキュレーターで空気を循環させる(直接風は当てない) ※ビカクシダの育成におすすめのサーキュレーターはこちら |
| 水やり | 葉水:100均の霧吹きで葉からしたたるくらいに濡らします。 ・春(4月~6月):午前中に一度 ・夏(7月~9月):午前中に一度(9時くらいに室内に取り込むまで乾くことを目安に) ・秋(10月~11月):午前中に一度 ・冬(12月~3月):12時~14時頃に気が向いたら(寒がる可能性もあるのであまりあげていません) 水苔の水やり:冬以外は、基本1~2日で完全に乾くくらいサッと水をあげます。 ・春(4月~6月):常温、朝イチか夕方に水苔がカラカラになったら ・夏(7月~9月):常温、朝イチか夕方に水苔がカラカラになったら ・秋(10月~11月):常温、朝イチか夕方に水苔がカラカラになったら ・冬(12月~3月):少しだけ温めた水を、その日一番暖かい時間帯に ※ビカクシダの水やり方法は「ビカクシダの水やり方法【タイミングや頻度・葉水・季節ごとのやり方など徹底網羅】」に詳しくまとめています。 |
| 肥料 | 基本なくても全く問題ありません。水だけでも十分育ち、小さく管理したい人は肥料・活力剤などはあげない方がいいです。 ・春(4月~6月):週1回くらい液肥を規定量の2倍薄めてあげる ・夏(7月~9月):月1~2回くらい活力剤を規定量の2倍薄めてあげる ・秋(10月~11月):週1回くらい液肥を規定量の2倍薄めてあげる ・冬(12月~3月):あげない |
| 害虫対策 | 冬にカイガラムシが特に発生しやすいです。下記症状が出た時点で、カイガラムシを手でこすって取った上で規定量を水に溶いた殺虫剤を吹きかけています。 ・葉の表面にぷっくりした白~茶色のつぶがつく(カイガラムシ本体です) ・ベタベタした透明な液体?が葉や、管理している場所の床や壁などに付く |
ビカクシダ・チャンタブーンの成長記録
ここからは私のインスタグラム・Threadsの投稿を引用しつつ、ビカクシダ・チャンタブーンの成長記録をまとめています。
その日の気温や管理場所、その時点での育て方のポイントや気付いたことなどもまとめていますのでご参考になさってください。
2025年7月9日

お迎えしたのは6月ですが、我が家の環境に2週間ほど慣らしてから板付け。
成長点が見えず今後どんな形になるのか期待と不安半々という感じです。
キッチャクードと同じ交配なので同じ環境ならすくすく育つはず…という想定で育成スタートです。
2025年7月15日
この投稿をした2~3日前から、我が家にきて最初の新芽(胞子葉)が展開してきて思わず歓声をあげてしまいました。やっぱり最初の新芽を見れたときの感動は格別です。
コロナリウムっぽい胞子葉な感じで、垂れ下がるように育ってほしいなあと期待。
2025年7月30日


前回から2週間くらいで我が家に来て最初の胞子葉がはっきりわかるようになりました。なるほど成長点はそこだったのかという発見と、板付けの向きは間違ってなかったなという安堵半分です。
キッチャクードと同じ環境で育てていますが、今のところすくすく育っているので環境はこれで合っているのかなと思っています。
2025年8月5日
この日は市場最高気温を記録した(41.8℃)ので、我が家も当然ずっと暑くて夜になっても気温が高すぎてビカクシダが弱ると思ったので、いつもは夕方からは2階のインナーバルコニーで外管理するのですが2階吹き抜けでずっと過ごしました。(ちなみにこの日の夜温:32~33℃)
2025年8月11日
この日を含めて前後3~4日間は、雨でかつ気温が落ち着いた日(最高気温30℃以下)だったので、チャンタブーンを含めビカクシダは葉水などしなくても元気そう。胞子葉が順調に成長していて、今のところはキッチャクードのそれと似た雰囲気です。
2025年8月28日:胞子葉の形がしっかりわかるようになるまで成長




この日の環境
- 午前11時10分
- 室内 2階吹き抜け
- 晴れ
- 気温31℃
3週間弱で胞子葉が成長して形がしっかりわかるようになりました。暑いですが、暑いからこそすくすく成長しています。
同じ交配のキッチャクードと違い胞子葉が前にまっすぐ出てくるタイプの胞子葉で、葉の向き自体は上向きですがそのうち下向きに垂れる胞子葉が出てきてコロナリウムみたいな見た目になってくれないかなと期待。まだまだ幼苗なので引き続きキッチャクードと同じ環境で育てていこうと思います。
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2025年9月17日:胞子葉がさらに成長し前面に垂れるように




この日の環境
- 午前10時30分
- 室内 2階吹き抜け
- 晴れ
- 気温31℃
前回から20日ほど経過し、胞子葉がかなり大きくなりました。全長でいえば貯水葉の大きさを超えて現時点でのこの株で最も大きな葉っぱになっています。重さからなのか前面に垂れるように成長してコロナリウムのそれのようになりました。
さらに成長点からは次の胞子葉が2つ見えていて、暑さにも負けずにぐんぐん成長しています。まだまだ幼苗だとは思うのですが、このサイズでここまで成長してくるのはこの子(チャンタブーン)が初めてです。
ちなみにこの日は最高気温36℃予報の出ている猛暑日。暑さに強い品種とはいえ早めに部屋に避難させました。
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2025年10月8日:2つ目の胞子葉も順調に成長し、コロナリウムのように見えるフォルムに




この日の環境
- 午前10時20分
- 屋外の日陰 インナーバルコニー
- 晴れ
- 気温28℃
左側に新しく出てきた胞子葉もぐんぐん成長し、1つ目に迫るほどに大きくなりました。こちらは左側の方に、かつ垂れるように伸びてきているので全体として「これを求めてた!」という感じの、コロナリウム然としたフォルムになってきました。嬉しい限りです。
次の新芽もどうやら胞子葉のようで、これも生え揃えばさらにコロナリウム的な形になりそう・・
なお、秋に入りましたがキッチャクードと同様の管理方法で育てています(終日屋外で管理。朝に葉水、水やりはたっぷりめ)ただ、早く大きくなってほしいなと思い、2~3回に1回程度の割合で液肥と有機活力剤をどちらも与えています。
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2025年10月21日:成長点に新芽を確認!




この日の環境
- 午前10時50分
- 屋外の日陰 インナーバルコニー
- 晴れ
- 気温16℃
左側の胞子葉も最大まで成長しきった印象で、先端幅広で垂れ下がる理想的な形になりました。
それよりも気になるのは成長点から生えている次の新芽で、2つあるように見えます…(上記の写真4枚目)。どちらも胞子葉のように見えるのですがどうでしょうか。これから気温は低くなるものの楽しみになってきました。
なお、この日は午後から気温低下する予報だったので夕方になる前に早々に室内へ(この時期にいきなり10℃食らうと、来たばっかりの株ということもあってダメージが大きいかも…という懸念から)。
ちなみに水やりは控えめに、夏場の半分くらいの量にして、有機活力剤を少しだけ与える程度にしています。おそらくこんな感じの管理が、暑さを比較的好むチャンタブーンには良いのではないかと思っています。
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2025年11月4日:室内管理に移行。古い葉が黄色くなるも、全体的に生育が順調




この日の環境
- 午前12時25分
- 室内 階段吹き抜け
- 曇り
- 気温19℃
11月になって室内管理に移行しました。気温が暖かい日・時間帯に一時的に外に出すことはあるものの、11月に入ってから最低気温20℃未満、最低気温10℃未満の日が続くようになったので、暑さに強いチャンタブーンは室内のがいいのかなと思い、室内向け管理に移行しました。
前回、水やり控えめ&有機活力剤を少しだけ。基本は室内管理…というやり方にしてみると書きましたが、その方針は合っていたようで、全体的に順調に生育しています。
もう成長は終わったかなと思っていた左側の胞子葉はさらに大きくなり、新芽も赤ちゃんの手の形のようなかわいいフォルムがわかるくらいまで大きくなりました。
一方で既存の葉っぱは黄色くなってきましたが、これは気温変化や新陳代謝的なものによる正常な変化かなと思っています。
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2025年11月22日:黄色くなった胞子葉が抜ける、首折れ対策で根本に苔増し




この日の環境
- 午前11時55分
- 屋外の日陰(インナーバルコニー)
- 晴れ
- 気温17℃
既存の胞子葉のうち、黄色くなったものが枯れて抜け落ちました。
一方で新芽の胞子葉は少しだけですが成長していて、チャンタブーンは順調に生育しています。
なお、この子は板を持っただけで株の根本からグラグラと揺れていて、首折れ(ぐらついて成長点付近からポキっと折れてしまうこと)しそうな雰囲気があったので、成長点付近に水苔を巻き付けて固定して対策しました。
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2025年12月12日:成長鈍化してほぼ変化なし。貯水葉の枯れが進む。




この日の環境
- 午前9時35分
- 室内 階段吹き抜け
- 晴れ
- 気温13℃
成長鈍化して前回からほぼ変化ありません。多少、胞子葉が大きくなったのかな…という程度です。さすがにもう冬ですし最高気温15℃くらいの室内でも成長ゆっくりです。
低温によるダメージは今のところないのですが、既存の貯水葉の枯れ(茶色い部分)が目立つようになってきて、葉っぱ全体もカサカサ乾燥してきているので明らかに冬モード。
このまま冬越しできるといいのですが、お迎えして最初の冬越しなので日々観察しながら慎重にいこうと思います。
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ビカクシダ・チャンタブーンを育てる上でのFAQ
上記で触れていない、ビカクシダ・チャンタブーンに関する疑問と答えをまとめました。
ビカクシダ・キッチャクードの違いは?
ビカクシダ・チャンタブーンとビカクシダ・キッチャクードの違いは実際の見た目の特徴の違いです。特に貯水葉の違いが大きく、下記のような違いがあります。
| チャンタブーン | キッチャクード |
| ひらひらとした扇状の貯水葉 | キャベツのような上部が長い貯水葉 |
ただしこれは私の管理している株のみの比較であって、ビカクシダは非常に個体差が大きい植物ですので、個人の育て方や各株の持つ個性・特性に応じて姿が異なり、この限りではありません。
また、私の管理しているチャンタブーンは2025年9月現在まだまだ幼苗といえる大きさなので、もう少し成長してくればこれと違った特徴が出てくるだろうと思っていますので、この記述は定期的にアップデートしていこうと思います。
チャンタブーンとはどういう意味?
チャンタブーン(Chanthaboon)は、タイのチャンタブリー県にある古くからある歴史的な集落の名前です。かつて繁栄した川沿いの地区で、中国系、タイ系、ベトナム系の文化が混ざり合った独特の雰囲気を持つ場所として知られています。
この地域にあるナーセリーでできた品種ではないかと考えられます。

ビカクシダの購入はメルカリがおすすめ!
私はビカクシダのほとんどをメルカリで購入しています。
出品者の評価・発送地域をチェックし、株や胞子の入手先をきちんと確認した上で購入すれば安心です。




