「ダクトレールは黒か白しかないのかな?」「どっちを選べばいいのかな?」と疑問に思う方のために、下記内容をまとめました。
- ダクトレールは黒か白以外にも色がある(シルバー、木目など)
- ダクトレールは黒か白どっちがいいか選ぶ基準
- 黒と白、ダクトレールを使ったインテリア実例
- 黒と白別・おすすめのダクトレール
これを読むことで、あなたの部屋に馴染むダクトレールを選べるはず。ぜひ最後まで読んでみてください。
ダクトレールは「黒か白」が基本色
結論から言うと、ダクトレールの色は黒か白が基本色です。
理由はいくつかありますが、ダクトレールはまだ登場して間もないからというのが最も大きな理由かもしれません。
現に私も利用しているインテリアの実例SNS「Roomclip」に投稿された実例のうち、「ダクトレール」のタグがついた最も古い投稿は2013/05/15 22:06:15のもの。まだ10年も経ってません。

しかもこの写真は電気工事を伴い、天井に埋め込んで使用するタイプのもの。
今主流になっている天井のシーリングボディに引っ掛けて取り付けるタイプのものが登場したのは割と最近。
シーリングライトやペンダントライトほど主流になっていませんので、カラーバリエーションも少ないと想像できます。
そのため、それに付随するスポットライトなどの照明も黒か白が圧倒的多数になっており、おのずと「ダクトレールは黒か白から選ぶ」になります。
「ダクトレールは黒か白しかない」は間違い!
なお、これだけは否定しておきますが「ダクトレールは黒か白しかない」という主張は間違いです。
たとえば下記の東芝製のライティングレール(ダクトレールと同義)はシルバーです。
また、下記の商品のようにバー部分が木製になっており、色的には「ブラウン」です。
さらに下記商品のようにナチュラルウッドカラーのダクトレールまで存在しており、カラーリングの選択肢はどんどん広がっています。
このように、数や設置方式の選択肢は少ないものの、黒か白以外のダクトレールもあります。
よって「ダクトレールは黒か白しかない」ははっきり間違いと言えます。
他にもAmazonや楽天で検索してみると色の選択肢がいくつかありますので、黒か白以外のダクトレールがほしい人は探してみてください。
ダクトレールの色は、黒か白どっち?選び方を伝授
前述のようにダクトレールの基本色は黒か白なので、現実的には黒か白から選ぶことになると思います。
とはいえ、
- 黒と白どっちを選べばいいの?
- 自分の家・部屋には黒と白どっちのダクトレールが合うんだろう?
と思うことでしょう。ここではその選び方のポイントを書いておきます。
黒のダクトレールが合う部屋
まず黒のダクトレールが合う部屋の例は下記の通りです。
- 既存の家具や建具が「黒」や「ダークブラウン」系の部屋
- 男前インテリアの部屋
- モダンなインテリアの部屋
- 天井の色が暗めの部屋
- コンクリート打ちっぱなしの部屋
ちなみに私が使っているダクトレールは黒なのですが、その設置してる部屋は
- ドアやキッチン等の建具の色が、黒に近いダークブラウン
- 付近の照明が木製と黒いコードのペンダントライト
- アイアンの家具を置いてある
という特徴があったので黒にしています。
実は元々、私は白のダクトレールとスポットライトを使用していたのですが、壁も床も天井も白1色だったこともあり、ぼやっとした印象になってしまい、黒に買い替えた経緯があります。
もちろん白でも全然悪くはなかったのですが、黒にしたことで引き締まった印象になり家族からも好評でした。

なお、黒のダクトレールは「無機質」「無骨」「クール」などの印象を受けるため、シックな色を使ったモダンインテリアや、アイアン家具を使うことの多い男前インテリアにもよく馴染みますよ。
白のダクトレールが合う部屋
次に、白いダクトレールが合う部屋は次の通りです。
- 既存の家具や建具が「オーク」や「メープル」系の部屋
- ナチュラルインテリアの部屋
- 北欧インテリアの部屋
- 天井の色が明るめの部屋(白を除く)
- ダクトレールよりも照明や観葉植物などを主役にしたい部屋
こちらは総合して、「ナチュラルな雰囲気の部屋」に合います。
その最たる例がナチュラルインテリアや北欧インテリアで、明るい色の木製家具や、ライトグレーなどのやさしい印象の色使いが好みの方にぴったりです。
また、日本の一般的な部屋は部屋も天井も「白」であることが多いです。
そのため、天井の色になじませてダクトレールの存在をあまり強くしたくない場合にもおすすめ。
ダクトレールそのものよりもペンダントライトや観葉植物を吊り下げて主役にしたい!と考えている方は白を選ぶといいでしょう。
※ダクトレールに観葉植物を飾りたい方はこちらもどうぞ
また、個人的な印象ですが、白いダクトレールには「電球色」のスポットライトがよく合うなと感じています。
ダクトレール自体が真っ白なので、その印象をより強くしてくれ、清潔で明るい雰囲気を演出してくれます。
ダクトレールに取り付けるパーツも黒か白が主流
さらに補足しておくと、ダクトレールに取り付ける吊り下げ用の専用フックやスポットライトなどの証明も黒か白が主流です。
これは前述したようにダクトレールの色が黒か白が基本色であることに由来します。
ここではその一例をご紹介します。
吊り下げ専用のダクトレールフック
観葉植物などを吊るすための専用フックです。黒か白しか見当たりません。
※ダクトレールフックを使ったおしゃれなインテリア例、使い方、耐荷重やサイズなどは下記記事で詳しく解説しています。
スポットライト
ダクトレールの定番であるスポットライトです。こちらもほぼ黒か白のみです。
植物育成ライト
観葉植物の成長を助けるためのLEDライトも、ボディ部分が黒か白です。
ダクトレールファン
空気を循環させるファンも、黒と白の2色から選べる製品が目立ちます。
シーリング変換プラグ
ダクトレールにペンダントライトなどを取り付ける際に使う、シーリング変換専用プラグも黒か白が多いです。
黒と白 色別・ダクトレールのインテリア実例
では黒と白の色別に、ダクトレールを活用したインテリア実例をご紹介します。
【黒】モノトーンにペンダントライト×スポットライトが映える例

白×黒のモノトーンインテリアに、黒いダクトレールと、スモークグラスのペンダントライトが特徴的です。
白がベースになっているので、天井には黒いダクトレールを配置して良いアクセントになってます。
すごいなぁと思うのはペンダントライトのLEDの色を「電球色」「白」「青」と3色を使っている点です。
全体がモノトーンになっている分、複数の色を使ってもまとまりが出ます。上級テクニックですね!
この実例で使われているアイテム
【白】照明と植物3つのみ!絶妙なバランスの実例

白いダクトレールに、ペンダントライト、垂れる系の観葉植物を2つ、合計3つのみを吊るした例。
すべてシンプルなアイテムのみですが、ペンダントライトは北欧風でフォルムがかわいいデザイン。
観葉植物は、ひとつは濃い緑色に斑入りの葉っぱがたくさんついてる垂れ下がるものと、もう一方は明るい緑色で繊細な葉っぱのもので、対象的な植物でうまく対比が取れています。
それぞれが特徴的で大型のものを3つ吊り下げているので、絶妙なバランスに仕上がっていますね!
この実例で使われているアイテム
黒と白どちらの色も対応!おすすめのダクトレール4選
黒と白のダクトレール、それぞれおすすめの製品をご紹介します。
どちらも私が実際に使っているもの(この記事のサムネイル画像になっています)です。
共同照明 GT-DJ-GDB/GDW
長さ(全長) | 111cm |
耐荷重 | 5kg |
こちらは現在、我が家のダイニング・キッチンの間に取り付けて使っているものです。
端っこのレールが通っていない部分(=照明とかフックが設置できない遊びの部分)が割と長めなのが難点ですが。。。
取り付けもわかりやすくかんたんですし価格も控えめなのでおすすめです。
WEDOLIGHTING 配線ダクトレール
長さ(全長) | 110cm |
耐荷重 | 6kg(片側3.5kg) |
こちらは上記の黒いダクトレールを使う前に使用していた製品。
今は別の部屋で使用しています。
見た目は若干チープさがあるんですが、上記の共同照明の製品と違って、レールのない遊びの部分が短いので、照明やフックのレイアウトにこだわりたい人はこっちがおすすめです。
VENTOTA ダクトレール Kalos
長さ(全長) | 100cm、150cm |
耐荷重 | 5kg(片側3.5kg) |
こちらはサイズ展開が100cmと150cmの2つ、さらに色もなんと4色(白と黒の他に、ブラウンとナチュラル)もあるというダクトレール。
天井の引っ掛けシーリングに取り付ける部分のカバーが目立たずスタイリッシュに見えますし、デザイン性も重視したいという方はにはこちらがおすすめです。
ちなみに同様のデザインのスポットライトもセットで販売されています。
山田照明 ライティングレール
長さ(全長) | 110cm |
耐荷重 | 5.0kg(片側2.5kgまで) |
こちらも引っ掛けシーリングに取り付ける部分のカバーがスマートな外観なのが特徴。
特にカバーを押さえるための「つまみ」部の処理が素晴らしく、通常はシルバーのいかにも金具とわかる色ですが、この製品はカバーが黒なら黒。カバーが白なら白いコーティングがされていて、近くによっても目立ちません。
ダクトレールの色がほぼ「黒か白」であるメリット・デメリット
ここまで書いてきたようにダクトレールも、それに付随するパーツの色はほぼ「黒か白」です。
そのため「ダクトレールを取付ようと思ってたけどどうしようかな」と迷う人もいると思います。
そこでここではダクトレールを選ぶことのメリットとデメリットをまとめました。
これを見てメリットに感じることが多い方は購入を検討してみて、デメリットに感じる方は今回は購入を見合わせるといいでしょう。
メリット
- 馴染ませやすく浮いて見えない
- 選択肢がない分迷わない
こんなところかなと思います。
上記で黒と白それぞれに合う部屋のテイストなんかをご紹介はしたものの、ベーシックな色である分、どんな部屋にでもふつうに馴染むはずです。
また、選択肢がない分迷わない(迷う余地がない)というのもメリットかなと思います。
デメリット
- インテリアにアクセントを付けづらい
- 選べない
先程のメリットの逆がデメリットといえるわけですが、まずはインテリアにアクセントをやや付けづらいかもしれません。
(とはいえダクトレールという器具自体がアクセントになるので、そこまで大きなデメリットではないかもしれません)
また、選択肢が少ないぶん個性は出しづらいです。
どれも正直似たりよったりなので、観葉植物を吊り下げたり、照明以外のもので個性を出すしかないかもしれません。
「ダクトレールは黒か白?」に関するまとめ
ダクトレールの色は黒か白が圧倒的多数ですが、中にはシルバーや木目(茶色)などもあります。
また、黒か白か迷った場合は、既存の家具や建具の色、あなたの好きなインテリアのテイストに合った色を選んでみるといいでしょう。

この記事のFAQ
ダクトレールは既存の家具や建具の色、あなたの好きなインテリアのテイストに合った色を選びましょう。たとえば家具・建具が黒やダークブラウンなら「黒」がおすすめ。オークやメープルなら白を選ぶといいでしょう。
» ダクトレールの色の選び方はこちら
» おすすめのダクトレールはこちら
いいえ。シルバーや木目(茶色)などもあります。しかし数は少ないので選択肢が限られてしまいます。そのため、特別なこだわりがなければダクトレールは黒か白から選ぶのがおすすめです。色々なお部屋に馴染みますよ。具体的なインテリア例は下記を参考にどうぞ。
» ダクトレールを使ったインテリア実例はこちら