ダクトレールを活用したおしゃれなインテリアを実例を用いてご紹介します。
ダクトレールといえばスポットライトやペンダントライトを用いた照明インテリアが一般的ですが、それ以外にもアイディアがたくさん!
そこでこの記事では、我が家の事例と、RoomClipの事例をもとにダクトレールを活用したおしゃれなインテリアのアイディアをまとめました。
合わせて、使用されているアイテムも紹介していますので、「これいいな!」と思ったものを買い足してみてください。
ダクトレールを活用できる場所の例
まずはダクトレールの設置場所。
活用の幅が広いダクトレールですが、特におすすめの場所を4つご紹介します。
ダイニング
ダクトレールといえばダイニングといえるほど定番の場所です。我が家でもダイニングとキッチンの境目(キッチンカウンター上)です。
ダクトレールは照明の位置を調整しやすいので、たとえば「ダイニングテーブルの中央にペンダントライトを吊り下げたい」とした場合に使えます。
また、照明の数を調節しやすいのもポイント。たとえばペンダントライトを2つ3つ吊るしたい、などの場合にレイアウト調整がしやすいです。
キッチン
キッチンやキッチンカウンターの上も定番です。
我が家もそうなのですが、対面式キッチンの場合はキッチンとリビングダイニングがつながっている感じになるので、その境目であるキッチンカウンター上やキッチンにダクトレールを配置すると便利。
たとえばスポットライトを4つ使った場合、2つをキッチン側に、もう2つはダイニング側に…などのように照明の向きを調整しやすいですよ。
キッチンは、調理スペースでまな板や包丁を使う手元を照らしたりするのに特に便利です。
リビング
最近ではリビングの照明にダクトレールを活用する方も増えています。
リビングは自宅の中で恐らく最も広い場所なので、部屋のいろいろな箇所で個別に明るさを調整するのに便利です。
他にも、ダクトレール用のアクセサリーを取り付けるのにも便利。
たとえばダクトレール用のファンや、スピーカー、ダクトレールフィクサーを用いてプロジェクターを取り付けたり…といった感じです。
色々な使い方をするリビングこそダクトレールが最も活用できる場所とも言えるかもしれませんね。
個室・一人暮らしのお部屋
ダクトレールは照明の他にも、フックを使って観葉植物やオーナメントを吊るしたりといったインテリアとしての拡張性も高いので、一軒家なら個室に、または一人暮らしのお部屋でも使いやすいですね。
RoomClipなどでも一人暮らしの部屋でダクトレールを活用している実例も増えてきていて、限られたスペースを有効活用できて、見た目も素敵なダクトレールの利用者が増えてきているようです。
ダクトレールとライトを活用したインテリア実例4選
ダクトレールといえばライト。
どんなライトを取り付け、何個つけているのか、何と組み合わせているのか等に注目して見てみてください。
2種類のペンダントライトが特徴的なダクトレール活用実例

埋込み型で黒いダクトレールを直角に設置。
そこに2種類のペンダントライトを取り入れています。
ペンダントライトは傘付きのものと、電球がそのまま(むき出し型)のものの2種類。
デザインは違いますがテイストを揃えることで他の家具とも雰囲気のそろった素敵な空間になっています。
ダクトレールとペンダントライト以外にも、レンジフードやダイニングチェアにも黒が使われていて、空間全体を引き締めていますね。
この実例で使われているアイテム
レトロで無機質なスポットライトを使ったダクトレール活用実例

こちらはレトロで無機質なデザインがシックなインテリアによく映える実例です。
スポットライト以外には控えめな観葉植物を2つ飾るのみ。
だからこそスポットライトのデザインが大事になるわけですが、このスポットライトを多数配置することで、主張はしないもののきちんと主役になってます。
ちなみにこのスポットライト、ヴィンテージロードバイクをモチーフにしたデザインになっているそうです。
黒を貴重としたシックなインテリアになじんでいます。
この実例で使われているアイテム
ナチュラルな白いペンダントライト2つのみのダクトレール活用事例

白い空間にオークの家具を配したナチュラルインテリアにぴったりな白いダクトレールとペンダントライトを配した実例です。
ライトは白いペンダントライトが2つのみなのに、この空間の主役になっています。
やや大振りなサイズ感、ゴールドの金具部分といったペンダントライトそのもののデザインはもちろんですが、コードの長さもポイント。
長めに吊り下げられ、ダイニングテーブルに座ったときに視線に近い位置になるので、存在感が出ます。
物の数は少ないのにどれもきちんと存在感があって素敵な空間です。
この実例で使われているアイテム
色違いの3つのペンダントライトを吊り下げたダクトレール活用事例

同じ色、同じテイストで揃えるのが無難なのに、こちらは3つの色違いのペンダントライトを吊り下げています。
ふつうなら違和感の出そうな組み合わせですが、右から順番に
- 白:壁やキッチングッズと同じ色
- グレー:背面の壁(アクセントクロス)の色
- 黒:レンジフードの色
…という風に、建具や部屋、家具の色にリンクしているので自然と馴染んでいます。
空間全体の色使いから逆算されたライト選びをしており、色に関する感性がすごいなあと思えるインテリアです。
この実例で使われているアイテム
ダクトレールフックを活用したインテリア事例3選
次にダクトレールフックを活用したインテリアの実例を3つ紹介します。
ちなみに下記ページでより詳しく掲載していますので、ダクトレールフックを使いたいと思っている方は合わせて読んでみてください。
ドライフラワー・アクセサリーをレイアウトした活用事例

ダクトレールフックでドライフラワーとアクセサリーを吊り下げた例です。
ドライフラワーとペンダントライト木製部分の茶色がリンクしていて統一感のあるインテリアになっています。
ダクトレールとスポットライト、フックは白ですが、ペンダントライトは黒と木目の組合せと、一見バラバラになりそうなのに、全体的にナチュラルな雰囲気でまとめられています。
流木を吊り下げオーナメントでディスプレイした活用事例

ダクトレールフックで流木を吊り下げ、エアープランツやオーナメントで飾り付けたディスプレイです。
ダクトレールを照明のひとつではなく、ディスプレイのためのインテリアとして捉えてるのがすごいですよね。
ちなみにこちらはクリスマスのディスプレイですが、他の季節の(たとえばハロウィーンとか)飾り付けも見てみたい!
植物も照明も「吊り下げ」でレイアウトした活用事例

フックで吊り下げているのは観葉植物、照明もペンダントライトにして、「吊り下げ」に統一しています。
ペンダントライトと観葉植物の長さのバランスも取れ、等間隔で配置されているので美しいと感じるインテリアですね。
観葉植物はダクトレールフックにS字フックを使っているので、水やりなどの管理もしやすいのもポイント。
この実例で使われているアイテム
ダクトレールと観葉植物を活用したインテリア事例3選
観葉植物のおしゃれな飾り方として一般化した「吊り下げ」もダクトレールと好相性です。
ここからは観葉植物をダクトレールに吊り下げたインテリア事例をご紹介します。
※下記ページでは、ダクトレールに観葉植物をおしゃれに飾るコツ、吊り下げにおすすめの植物も解説していますので合わせてどうぞ。
2種類のライト×たくさんの植物を飾った活用事例

真っ白なダクトレールに、たくさんの観葉植物を吊り下げた実例です。
ダクトレール自体とスポットライトは白で統一され、レイアウトも規則性がありますが、真ん中のペンダントライトは黒。さらに観葉植物はサイズも左右の個数もばらばら。
なのにきちんとまとまっていて、ダクトレールだけでなく部屋全体のインテリアのテイストが統一感あって素敵です。
観葉植物がメインのダクトレール活用事例

こちらは観葉植物を主役にしたダクトレール活用事例。
植物の種類もバラエティに富んでいて、ポトスのようなツル性の葉物もあれば、ユーカリと思われるドライフラワー、陶器のハンギングベースに飾ったエアープランツまで多彩です。
軽やかでカフェ風の雰囲気のインテリアに馴染んでます。
等間隔の植物&スポットライトが美しい活用事例

余裕を持って植物とスポットライトを、等間隔でレイアウトしているのですっきりスタイリッシュに見えます。
スポットライトを生活照明というよりは、観葉植物を引き立てる目的で当てているのもより洗練された印象になっています。
さらに観葉植物もすべて「垂れ下がる系」のものなので、小ぶりなスポットライトと対比が効いていますね。
我が家のダクトレール活用事例
最後に手前味噌ですが、我が家のダクトレール活用事例です。
※RoomClipのページはこちらです。

黒いダクトレールをダイニングとキッチンの境目に取り付けています。
我が家は建具の色に合わせてウォールナット、黒を中心に家具を選んでいるので、それに合った色ということで黒のダクトレールにしています。
そこにスポットライトと観葉植物を交互に、等間隔で取り付けています。
この場所(ダイニングとキッチンの境目)はLDKのメインとなる照明なので、スポットライトの数を先に決め、2つを広いリビングダイニング側に、1つはキッチン側に向けています。
それに合わせて空いてるすきまに観葉植物を吊り下げています。
ちなみにこちらのインテリアの詳細は下記ページでまとめていますので、合わせてどうぞ。
我が家で使っているアイテム
ダクトレールを活用するメリット・デメリット
最後に蛇足ですが、ダクトレールのメリットとデメリットについて。
ここまで見てきて「ダクトレールって自分の家には使えるんだろうか?」と悩んでしまうこともあると思います。
そんなときはメリット・デメリットを比較して設置するかどうかを選んでみましょう。
メリット
- 照明のレイアウトがしやすい
- インテリアとしておしゃれ
- 吊り下げやアクセサリが豊富で拡張性が高い
- 照明の交換、取り付けがかんたん
- 照明をいくつも取り付けられる
メリットは上記のとおり。
ダクトレール自体も360度回転ができるので位置の調整がしやすく、また、レール状なので照明のいち調整も楽ちんです。
また、フックやファン、スピーカー、フィクサーなどのアクセサリー類も豊富で、それによってインテリアとしてもおしゃれに演出しやすいというメリットも。
デメリット
- 色が少ない(黒か白がほとんど)
- 形状や色によって悪目立ちする
- 汚れなどが目立つこともある
- 耐荷重が小さい(最大5kgくらい)
- 電気工事が必要な場合がある
逆にデメリットとしては色やデザインの選択肢が少ないことが最大のデメリットといえます。
下記記事でも書いているんですが、ダクトレールの色はほぼ黒か白です。中にはシルバーや木目などもありますが、黒・白に比べると数は圧倒的に少ないです。
また、耐荷重にも限界があり、観葉植物などをいくつも吊るしたりすると不安。また、片側のみに吊るして重量を一点にかけすぎたりしてもだめなので、その制約はデメリットと言えるかもしれません。
ダクトレールの活用についてのまとめ
ダクトレールは照明とインテリアどちらも叶える優秀なアイテム。活用の幅が広く、設置するだけでおしゃれな空間に変えてくれますのでおすすめです。
今回ご紹介した活用事例を参考に、ぜひ自分の理想のインテリアを実現してください。

この記事のFAQ
フックで観葉植物を吊り下げたり、照明と併用したり、ダクトレールフィクサーを使ってプロジェクターを取り付ける等の色々なアイデアがあります。詳しくは下記リンクから活用事例と使っているアイテムを参照してくださいね。
» ダクトレール×ライトの活用例とアイテム
» ダクトレールフックの活用例とアイテム
» ダクトレール×観葉植物の活用例とアイテム
ペンダントライトなどの照明と植物、ドライフラワーを一緒にレイアウトするのが定番です。他にも様々な活用事例を紹介していますので、この記事を参考に理想のインテリアを見つけてみてください。
» ダクトレールのおしゃれな活用事例を見る