ウッドデッキを少しでも安くしたい!安くする方法(安く作る方法)ってあるの?
こんな人向けに
- 業者さんに施工をお願いする場合
- 自分でDIYして作る場合
の2パターンでウッドデッキを安くする方法を教えます。
ちなみに、私はウッドデッキを業者さんにお願いして作ってもらいましたが、当初の見積から2割も値引きして、とても安くウッドデッキを作ることができました。
その方法を具体的に体験談を元に記載しています。
また、自分で作りたい人向けには、友人のエクステリア業者さんと、近所のDIYでウッドデッキを作った方に取材して得た情報を元にまとめました。
ぜひ最後まで読んでいただき、ウッドデッキを安く仕上げましょう!
ウッドデッキを安くする方法は大きく2つ
ざっくり言うと、ウッドデッキを設置する費用を安く抑えるには
- DIYして安くする(お金ではなく時間をかける)
- 業者さんと調整して安くする
の2つがあります。
1.DIYして安くする(お金ではなく時間をかける)
まずはDIYです。
前者は材料も、材料の加工も、設置もすべて自分でやるので費用は抑えられます。特に工事費は0円になるわけですから大きいですよね。
とはいえその反面、めちゃくちゃ時間も手間もかかります。
失敗したりすることも当然ありますので、その分結局費用がかさんでしまう…なんてこともあります。
私の近所の方はDIYでウッドデッキを作っていましたが、何度か失敗したみたいです。
木材のサイズが微妙に合わなかったり、仕上げの塗料などを塗ろうとしたときに雨が降ってしまったり…はじめてのことで想定外のことがたくさん起こったそうです。
そういったことも含めて楽しめる人にはDIYはおすすめ。
上記の近所の人はDIYがとても好きなようで、ガーデングッズをしょっちゅうDIYしていますし、何より完成したウッドデッキは家の雰囲気にも合っていて、めちゃくちゃかっこよかったです。
時間も手間もかかるのは間違いないですが、こだわって作れるし、ぜったいに愛着がわくはずですよ。
2.業者さんと調整して安くする
もうひとつはあの手この手で業者さんと調整すること。価格を下げるためのコツは大きく2つあります。
具体的な方法は詳しく後述していますので、そちらを読んでみてください。
ただ絶対に安くすることができないのが工事費です。
工事費は、言い換えれば「施工してくれる大工さんの人件費」のこと。
正確にいえば、工事費=人数×施工にかかる時間で計算されます。
施工するには人も必要ですし、当然時間もかかります(大体2日間くらい)。
ですので基本、工事費は安くすることができません。
私も価格交渉して何度か見積書を出し直してもらいましたが、工事費だけは割引されていませんでした。(ウッドデッキ自体の価格のみ割引)
なので業者さんと交渉して安く済ませるには、商品をどうやって値引いてもらうか?にあります。
価格交渉前にこのあたりの事情を理解しておくといいと思います。
ウッドデッキを安くする方法(DIY編)
まずはウッドデッキをDIYする際に、安くするコツからご紹介します。
1.天然木ではなく「人工木」を使う
まずは材料についてです。
これは天然木ではなく人工の木材を使用することをおすすめします。
理由は2つあって、ひとつは材料そのものの値段です。
天然木はウッドデッキに適した木の種類があり、そういったものは海外製で高額になる傾向があります。
特に現在はウッドショックで世界的に木材が不足しているので、手に入りにくいし高額です。
それに対して人工木は樹脂などをメインに木材をまぜて作られるので、材料そのものが安いです。
そしてもうひとつの理由は「メンテナンス性」にあります。天然木は見た目もめちゃくちゃかっこいいのですが、
- 天然ものなので経年劣化しやすく表面が毛羽立つ
- 水はけが悪いので腐りやすくコケなども生えやすい
- ステインなどの保護塗料を定期的に塗らなければいけない
などのデメリットもあります。
要はメンテナンス費用がめちゃくちゃかかる…ということです。
その点、人工木はメンテナンスの手間・費用が少なく済みます。
人工木は熱を貯めやすく、夏には日光が当たると裸足で歩けなくなるくらい熱くなるというデメリットもありますが、メンテナンスは楽です。
我が家も人工木のウッドデッキなのですが、水を弾いて乾きやすく、デッキブラシなどでこすっても毛羽立たないので、非常にメンテナンスはしやすいです。
真夏は本当に熱くなりますが、そもそも真夏の昼間にウッドデッキに出ようとかは思わないのでさほど問題になりません。
加えて、オーニングをつけているので日差しを遮ってくれ、そこまで熱せられることもなく、部屋の気温も上がりづらいですよ。
価格・メンテナンス性を考慮すると、人工木がおすすめです!
DIYが得意な人に相談or依頼する
もうひとつの方法はDIYが得意な人に相談または依頼することです。
工事費を浮かせるためにDIYを推奨しているのになんだか矛盾しているような言い方ですが、DIYは慣れていないと無駄に費用がかかるものです。
先ほども書いたように、私の近所の人は「慣れないDIYに挑戦したら何度も失敗して材料費が余計にかかってしまった」とのことです。
勝手がわかっていないと、材料の採寸でミスが起きて材料費が余計にかかるばかりか、時間も手間もかかります。
ちなみにその方は知人のエクステリア業者さんに頼んでたまに手伝ってもらいながら施工して自分の理想通りのウッドデッキを仕上げることができたそうです。
というわけで、DIY(できればエクステリアを施工した経験のある方)の力が借りられるなら、絶対にお願いしましょう。
知人・友人にそういった方がいないのであれば、ココナラとかで探してみるのもいいかもしれません。
ウッドデッキを安くする方法(業者さん依頼編)
次にウッドデッキを業者さんに施工してもらう場合について。
調整して価格を下げる方法を2つご紹介します。
1.ライバル店同士で相見積を取る(最大のコツ)
最大のコツはこれです。
ライバル店同士で相見積を取って、「あっちではこのくらいの金額でしたよ。もっと割引できますか?」と価格交渉すること。
ウッドデッキやフェンスなどを扱うエクステリア業者さんは、一昔前の電気屋さんみたいな雰囲気です。
「他店より1円でも高い場合はご相談ください」
というやつですね。
たとえばAというお店とBというお店があったとして、まずはこの両店にそれぞれ見積を取って、下記の見積が出たとします。
- A店:25万円
- B店:26万円
A店の方が1万円安いので、実際の見積書をスクショしてB店に送ります。文面や電話で
「A店さんの見積は貴社より1万円安いのですが、価格調整できますか?」
こんな感じで依頼します。

すると、A店よりもさらに割引した金額の再見積が出てくるので、今度はそれをB店に同じように送ります。
これを繰り返すと、かなりがっつり価格は下がります。
実際私は最初の見積から、最終的に決めた価格とでは20%くらい下がりました。
あんまりしつこくやると嫌われますし迷惑なので限度はありますが、私は相見積&価格交渉は必ずやった方がいいと思っています。
ウッドデッキは決して安い買い物ではありません。
しかも、おそらくですが一生に一度の買い物のはずです。
なので後悔は残したらだめ。やれることはやりましょう。
(繰り返しになりますが、くれぐれもやり過ぎには注意!)
2.有名メーカーの定番商品を選ぶ
2つ目のコツはLIXILやYKK APといった有名メーカーの定番商品を選ぶことです。
有名メーカーの定番ということは、多くの人が使っている人気の品ということ。
そういう商品は大量生産してるので材料費を安く抑えて生産されています。つまり割引額もでかくなるんです。
これは私が依頼した業者の営業さんと、実際に施工してくれた大工さんの2名に確認済み。
まず営業さんいわく「LIXILさんやYKK APさん以外はあんまり割引できないんですよ」とのこと。
大工さんは「LIXILさんは大量一括仕入れしてくれるところには、かなり安く卸してるみたいですね。だから(私がお願いした業者さんは)値引きもたくさんしてくれるんですよね」
と言っていました。
人気定番商品はいわゆる「よく見るやつ」です。
要は他人の家のウッドデッキと被ってしまう可能性が非常に高いので、それが気になってしまう人にはおすすめしません。
ですが、特にそのへんにこだわりはなく「安く済ませるのが一番」と考える方は迷わず人気定番商品を選びましょう。
私も人気定番商品を選び、実は近所の人とかぶってます。笑
でも、商品自体がかぶっても色まではかぶらないこともありますし、万が一商品も色もかぶっても、フェンスや植栽などその他のエクステリア次第でぜんぜん庭の雰囲気は違います。
なので実際はそこまで気にしなくても全然大丈夫かと思います。
個人的なおすすめは「業者さんと調整して安くする」方法
上記を踏まえて私個人は「業者さんと調整して安くする」ことをおすすめします。
DIYはやはり時間と手間がネックです。
それに「できるだけ安く済ませたい」と考えている人は、「できるだけ早くウッドデッキがほしい」とか「それなりの品質のものがいい」とも思っているのではないでしょうか?
それらを踏まえると、DIYはおすすめできません。
定番人気商品を、相見積をとって価格交渉して安くするのがベストです。
また、プロにお願いすれば保障もつきますので安心です(ウッドデッキ自体に2年、工事については10年の補償がつきます)。
こうしたことを考慮すると「業者さんと調整して安くする」のがベストだと私は考えています。
でも
「どの店で相見積を取ったらいいのかわからない」
「2つとか3つとか、いちいち検索したりして探して、問い合わせするのはめんどくさい」
という思いもあるでしょうから、そんな方にはリショップナビがおすすめです。

1,500社以上のエクステリア業者さんの中から、商品や目的に応じた業者を5~6社程度厳選して相見積をくれるサービスです。
リショップナビの担当さんからは確認やより詳しい要望などを聞くための電話がくるものの、業者さんからはそういった連絡はないので「しつこい営業電話の対応がうざい」なんてこともありません。
ウッドデッキを安くしたいけど、業者さんを色々探すのがめんどくさい人はぜひ。
まとめ:ウッドデッキを安くしたいときに考えるべき3つの価格
というわけで最後にまとめです。
ウッドデッキを安くしたいときは下記3つの価格を考慮して選びましょう!
- ウッドデッキ本体の価格
- 工事費
- メンテナンス費