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ビカクシダ・ビフルカツムの育て方・特徴【2024年5月~の成長記録を元に解説】初心者におすすめの最強原種

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2024年5月(推定)にお迎えした「ビカクシダ・ビフルカツム」の育て方・成長記録・特徴を初心者向けにまとめたページです。ビフルカツムは原種のひとつで最も有名な種であり、数あるビカクシダの中でも特に性質が強健で日本の環境にも広く適応するため育てやすく、初心者でも育てやすい最強の原種です。

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私はビカクシダのほとんどをビカクシダの森さん or メルカリで購入しています。
ビカ森さんはビカクシダの国内販売のパイオニアかつ最大手。
メルカリは出品者の評価・発送地域と、株や胞子の入手先をきちんと確認しすれば安心です。

※成長記録はインスタグラムThreadsで発信中です。

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ビカクシダ・ビフルカツムの成長記録(更新日が新しい順)

ここからは私のスマホの中にある写真(統一感がなく見づらくてすみません)と、私のThreadsインスタグラムの投稿を引用しつつ、ビカクシダ・ビフルカツムの成長記録をまとめています。

その日の気温や管理場所、その時点での育て方のポイントや気付いたことなどもまとめていますのでご参考になさってください。

2026年8月15日:胞子葉は立派に成長も…カイガラムシ発生で環境を改善

この日の環境

  • 午前11時15分
  • 室内 リビング東側窓
  • 曇り
  • 気温28℃
  • 湿度57%
  • 照度100ルクス

まずは成長の様子から。

胞子葉がさらに大きく成長し、左右に大きくせり出す姿になりました。新陳代謝で古い胞子葉が1枚か2枚茶色くなって落ちた覚えがありますが全体的には順調です。

現在は貯水葉ターンなのですが、下記写真のように次の新芽が出ている割にはそのひとつ前に出てきた貯水葉があまりに小さい状態で成長が止まってしまいました。

おそらく原因は光と風の不足です。この環境(リビング東側の窓付近)は照度が100ルクス程度で暗く、サーキュレーターの位置から最も遠いので風もあまり回らない環境。そのため、成長速度も鈍化してしまったものと思われます。

ちなみに7月末にはほぼすべての胞子葉にカイガラムシが発生するのも確認。これも光と風不足と考えて間違いないでしょう。

ビフルカツムの強健で育てやすいという性質にすっかり甘え、この1ヶ月ほどリビングの東側窓のみで放置気味に管理していたのが間違いでした。上記のように光・風不足なので水苔の乾きも遅い状態。間違いなくこの「暗い・風がない・蒸れる」という環境が原因なので、今は毎日最低でも2〜3時間、可能な限り長い時間「屋外の日陰」に出してしっかり風と光に当てるように改善しています。

Threadsで見る

2026年6月19日:貯水葉は茶色に、胞子葉はより肉厚で大きく成長

この日の環境

  • 午前10時50分
  • 屋外 インナーバルコニー
  • 晴れ
  • 気温:30℃
  • 湿度:64%
  • 照度:約3000ルクス

しばらく記録をつけていなかったので半年以上空いてしまいました。この日からThreadsでの定期記録を開始したので環境データつきです。

冬を無事に越して初夏、株分けして1年くらい経過しましたがビフルカツムは極めて順調です。冬越しして貯水葉は茶色くなり、胞子葉は肉厚により大きく成長しました。

ちなみにこのあと、実験的にリビングの室内管理に移行しています。光量や風量のあまりない環境でも、ビフルカツムならうまく育つのか実験です。

Threadsで見る

2025年11月22日:胞子葉がさらに成長し再びワイルドなフォルムに

前回記録時の新芽の胞子葉はさらに成長して2倍以上の大きさになり、ワイルドな姿になりました。

お迎えした当時に持っていたワイルドな株だなという印象は変わらず、あとから生えてくる胞子葉はすべて幅広で肉厚、深く分岐するタイプなので一層ワイルドさが強調されるのかもしれません。

秋に入って気温が落ち着いてきたところで肥料もあげていたのでより成長したのかもしれません。

2025年10月21日:秋に入って胞子葉ターン、引き続き順調

前回から1ヶ月弱で秋。今度は胞子葉ターン。

2つの胞子葉の新芽がそれぞれ左右に1枚ずつ展開してバランスの取れた姿に育っています。貯水葉も水苔を完全に覆ってきて、全身が緑色。理想的なフォルム・姿になってきました。

2025年9月22日:貯水葉ターンでぐんぐん成長

前回記録時より1ヶ月程度ですが、このときは貯水葉ターン。

前回は見られなかった左側の貯水葉が水苔にきれいに巻き付き、すでに次の貯水葉も右側に大きく巻き付きはじめています。さらに成長点からは次の新芽も見られ、夏の暑さにも巻けずに順調に生育しています。

やはりビフルカツムは強健で育てやすい優秀な子です。

2025年8月28日:株分け後も順調に成長

株分けを行って2つに分け、ひとつは上記のように板付けにしてもうひとつは近所の友人宅に里子に出しました。

記録は残っていないのですが、同じ日に株分けしたアルシコルネがインスタのリールに残っていたので、それによると株分けは2025年5月4日に行っているようです。

ちなみに株分け時は、根っこも傷ついていて蒸散の速度を落として調子を崩さないように、胞子葉を4~5枚切り落としました。そのため、上記写真のようなスッキリした小ぶりな姿になっています。

胞子葉を左右に腕を広げるように伸ばしていく、いかにもビカクシダっぽいフォルム。貯水葉も順調に巻いています。

2024年10月5日:胞子葉・貯水葉ともに充実して窮屈な状態に

こちらもまた見づらい写真で恐縮ですが、前回記録時から4ヶ月程度経過してこの頃は貯水葉ターンです。

左右の株から貯水葉が我先にと前へ前へ押し出すように成長してくるのでだいぶ混み合って、どこが成長点なのかもパッと見てはわからないのがこの時の状態でした。

もちろん胞子葉も順調に成長しているのでかなり窮屈そうな印象を受けます。

この状態を見て「来年、成長期に入るタイミングで株分けしよう」と決意しました。

2024年6月6日:胞子葉がぐんぐん成長

前回記録時より1ヶ月弱ですが、株の持っているパワーがすごく、ぐんぐん胞子葉が成長したり新芽が生えたりしてさらにワイルドな姿になりました。

成長点からは次の胞子葉も顔を出しています。

2024年5月10日:最初から中~大株・ワイルドな姿でお迎え

スマホの中に残っている最も古い写真がこれなので見づらくてすみません。

近所のホームセンターで見かけたのですが、鉢植え(吊り鉢)状態であまりにワイルドな姿だったのに一目惚れしてお迎えしました。

幅広で切れ込みが深く4つ以上に分岐する胞子葉が四方八方に伸びてかっこいいですね。

最初から中株くらいの大きさのものが左右に1つずつついていて2,000円もしなかったような…。そのまま板付けにして飾ってみたところ、所有している株の中で最もワイルドな姿で興奮したのを覚えています。

ビカクシダ・ビフルカツムとは?特徴など

ビカクシダ・ビフルカツムは、最もポピュラーで初心者向けの品種でビカクシダ原種の中でもトップクラスに丈夫で育てやすいのが特徴です。

見た目の特徴は、The・ビカクシダという印象の、鹿の角(=麋角、ビカク)あるいはコウモリの羽のように深く分岐して広がる胞子葉で、ワイルドな見た目を楽しめます。この胞子葉は育て方や環境に応じて千差万別に変化し、上に立ち上げるものもあれば左右に腕を広げるように育つものもあり、色味も緑色が濃いものも薄いものもあります。

非常に強健な性質を持ち、夏の暑さ(35℃)や冬の寒さ(5℃)にも耐え、さらに乾燥にも強いので環境変化に強く成長も早いので育てやすいのが最大の魅力です。子株をよく出すため、群生させて大迫力の姿に育てたり株分けしたり…と育てる楽しみも存分に味わえる、基本にして王道の品種です。

ちなみにホームセンターなどの園芸店で最もよく見る品種はこのビフルカツムと、ビフルカツムを園芸品種としてより強健に改良したネザーランドのどちらかであることが多く、流通量が多いため値段もお手頃です。

ビカクシダ・ビフルカツムの育て方

ビカクシダ・ビフルカツムの育て方を詳しくまとめました。

私が実際に管理している環境や方法を可能な限り詳しくまとめましたのでご参考になさってください。

※この管理方法はあくまで私個人のやり方です。ビカクシダの様子を見たり専門家が発信している情報を収集したりして日々アップデートを重ねていますので、全員が全員このやり方が正しいとは限りません。あらかじめご了承ください。

基本情報

品種名ビカクシダ・ビフルカツム(Platycerium bifurcatum)
交配品種名なし(原種)
自生地主にオーストラリア東部
見た目の特徴・「コウモリラン」を象徴するような、翼を思わせる大きく先端が広がった胞子葉
・環境によって胞子葉が左右に広がったり立ち上がったり、緑色が薄かったり濃かったり様々な姿に育つ
管理する上でのポイント・ビカクシダ原種の中でもダントツで強健なので乾かし気味・放置気味でも育つ
・光量は1000ルクス以上、風も重要
・植え替え・株分けなどは4月~6月がおすすめ(これから暖かくなっていく時期なので失敗しづらいです)
お迎えした日(管理開始日)2024年5月(想定)
植え付けるもの私の場合は下記どちらかです
・ビカクシダ板付用の板(メルカリで購入)
・通風パネル(Amazonやホムセンで購入)→ビフルカツムはこちらに取り付けています
用土水苔のみ
増やし方子株も胞子培養も可能 ※子株が出やすい品種です

育成環境・育て方(管理方法)

難易度(育成の難しさ)1:とてもかんたん
(1:とてもかんたん~5:とても難しい の5段階評価)
我が家の気候・関東地方の暖地(最高気温38℃/8月、最低気温:-5℃/1月 2024年データ)
・耐寒性ゾーン:8b(− 9.4°C ~− 6.7°C)
置き場所(管理場所)・春(4月~6月):24時間屋外の日陰
・夏(7月~9月):9時くらいまでは屋外の日陰、日中は室内(2階吹き抜け)、17時以降涼しくなった時点で屋外の日陰
・秋(10月~11月):24時間屋外の日陰
・冬(12月~3月):24時間室内(2階吹き抜け)
最適な温度の範囲10℃~33℃くらい
耐暑性(最高温度)37℃
耐寒性(最低温度)5℃
光量(日当たり)・直射日光はNG(葉焼けの原因に、最悪そのまま枯れます)
・室内でも十分育ちますが、北側など光がほぼない場所はNG(1日2~3時間は最低1000ルクス以上の場所で管理したい)
・つまり、明るい日陰がベストです
風通し・屋外:南向きの日陰でよく風があたる場所で管理(南と東が空いたインナーバルコニー)
・室内:サーキュレーターで空気を循環させる(直接風は当てない)
ビカクシダの育成におすすめのサーキュレーターはこちら
水やり葉水:100均の霧吹きで葉からしたたるくらいに濡らします。
・春(4月~6月):午前中に一度
・夏(7月~9月):午前中に一度(9時くらいに室内に取り込むまで乾くことを目安に)
・秋(10月~11月):午前中に一度
・冬(12月~3月):12時~14時頃に気が向いたら(寒がる可能性もあるのであまりあげていません)

水苔の水やり:冬以外は、基本1~2日で完全に乾くくらいサッと水をあげます。
・春(4月~6月):常温、朝イチか夕方に水苔がカラカラになったら
・夏(7月~9月):常温、朝イチか夕方に水苔がカラカラになったら
・秋(10月~11月):常温、朝イチか夕方に水苔がカラカラになったら
・冬(12月~3月):少しだけ温めた水を、その日一番暖かい時間帯に

※ビカクシダの水やり方法は「ビカクシダの水やり方法【タイミングや頻度・葉水・季節ごとのやり方など徹底網羅】」に詳しくまとめています。
肥料基本なくても全く問題ありません。水だけでも十分育ち、小さく管理したい人は肥料・活力剤などはあげない方がいいです。

・春(4月~6月):週1回くらい液肥を規定量の2倍薄めてあげる
・夏(7月~9月):月1~2回くらい活力剤を規定量の2倍薄めてあげる
・秋(10月~11月):週1回くらい液肥を規定量の2倍薄めてあげる
・冬(12月~3月):あげない
害虫対策光量や風が足りない環境や、冬にはカイガラムシが特に発生しやすいです。下記症状が出た時点で、カイガラムシを手でこすって取った上で規定量を水に溶いた殺虫剤を吹きかけています。

・葉の表面にぷっくりした白~茶色のつぶがつく(カイガラムシ本体です)
・ベタベタした透明な液体?が葉や、管理している場所の床や壁などに付く

ビカクシダ・ビフルカツムを枯らさず健康に育てるコツ

「ビカクシダ・ビフルカツムをできるだけ健康に、枯らさずに育てたい。失敗したくない」と思う人ほど、下記のコツを守ることを強くおすすめします。

私も何度かビカクシダを枯らしたことがあるので、それを踏まえてコツをお伝えします。

できるだけ大きな株を買う(最大のコツ)

できるだけ大きな成熟した株を買うのが、ビフルカツムを失敗なく育てる最大のコツです。

理由はダメージを受けてもリカバリーが利くからです。人間にたとえるなら大人の赤ちゃんの違いと同じ。赤ちゃんはまだ抵抗力や体力がなく身体機能も未成熟なので、病気になりやすかったり、体力の消耗が激しく回復が遅かったり、そもそも呼吸がしづらかったり等回復するのが大変です。

一方で大人はそもそも免疫機能がついて抵抗力が高いので病気にかかりづらかったり、かかったとしても体力もあるので回復するまでの時間が短くて済みます。

これと同じで、赤ちゃんのような小さい株よりも、人間でいう大人と同じ大きな成熟した株の方が、水切れや乾燥、気温変化や根腐れ、病害虫などのトラブルにも耐える力があり、かつ回復するまでの時間が短くなります。

(逆に小さい株は、ちょっとしたダメージにも敏感に反応して枯れやすいです)

植物を育てた経験があまりない方(初心者)は、「失敗してもいいように」と枯らしたり等失敗するのが怖いので小さい株を買いがちです。ちなみに私もその一人でした。

ですが、失敗の確率をできるだけ下げたいなら、上記の理由から大きな株の方が絶対におすすめです。その分値段はもちろん高いのですが、枯れるリスクは確実に減らせますし最初から見栄えのする(インテリア映えする)かっこいい株が手に入ることを考えると、決して高くはないと思います。

ちなみに健康的で成熟したビカクシダをできるだけ安く買いたいなら「ビカクシダの森(通称:ビカ森)」がおすすめです。国内(沖縄)で育った数多くのビカクシダを格安で販売してくれます(私はほとんどビカ森さんorメルカリで購入しています)

ビカ森さんはビカクシダの国内販売のパイオニアかつ最大手なので安心!

水やりしようか迷ったら「あげない」

次に水やりのコツです。水苔を触ってみて「ちょっとまだ湿っているような・・・まだ完全に乾いていないような・・・これって水あげてもいいのかな…?」と迷ったら、あげないでください。

ビカクシダにとっては一時的な水切れよりも、水苔が濡れっぱなしで起こる根腐れの方が枯れるリスクが高いからです。

なお、より詳しい解説(水のやり過ぎや根腐れのリスク)については下記記事で詳しく書いていますのでお読みください。水やりのコツもすべてまとめています。

※関連記事:ビカクシダの水やり方法【タイミング・頻度・葉水・季節ごとのやり方】

ビカクシダの水やり方法|タイミング・頻度・葉水の方法【一般的な個人宅で無理なく育てる前提のノウハウを公開】
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室内管理メインならサーキュレーターと育成ライトに素直に頼る

室内管理メインでビカクシダを育てたいと思っているなら、サーキュレーターと育成ライトを導入しましょう。それぞれビカクシダの育成に欠かせない風と光を補うのに必要なものだからです。

ビカクシダを屋外でも室内でも管理できる方は、気温や天気変化に応じて屋外・室内と管理場所を変えることができますが、一人暮らしの方や仕事が忙しい方は室内・屋外を使い分けるのが難しいと思います。

また、インテリアとしてビカクシダを育てたいと思っている人が多いはずなので、ビカクシダをこれから育てようと思っている人は基本的には室内管理をメインに考えていると思います。

ですが、室内は屋外比べて風はまったくありませんし、光は弱いです。

私は実際に光量が100ルクス程度、風もあまり動かない場所(リビング東側の窓付近)で放置気味で育てていたところ、カイガラムシが大発生する事態に見舞われた経験があります(2026年7月のこと)。貯水葉も途中で成長が止まってしまうほど成長も鈍化します。ビフルカツムは非常に強健な育てやすい品種ですが、さすがに光と風のない環境では弱ります。

風は水苔を乾かすことと葉を分厚く健康に育てるために、光は光合成をするのに必須です。そのため、室内管理をするなら素直にサーキュレーターと育成ライトを導入することをおすすめします。

ちなみに私が使っているのは下記2つです。サーキュレーターもLEDライトもいくつか買って実際に使いましたが、この2つに落ち着いています。ご参考になさってください。

※サーキュレーターの選び方やおすすめの製品などは「ビカクシダの管理・育成におすすめのサーキュレーター【選び方・メリット・使い方も解説】」で解説していますので、気になる方は合わせてお読みください。

2026年版・ビカクシダの管理・育成におすすめのサーキュレーター【選び方・メリット・使い方も解説】
このページでは2026年6月時点での、ビカクシダを室内で管理(育成)するのにおすすめのサーキュレーターを具体的にご紹介します。部屋においてもインテリア的に浮かないことを大前提に、使いやすさを両立したものを紹介します。選び方のポイントやなぜビ

ビカクシダ・ビフルカツムを育てるのに使うべきグッズ

私がビカクシダ・ビフルカツムを育てるときに使っているグッズの中で、こだわっているものだけをいくつかご紹介します。

※水苔はぜったいに必要なもので、もはや説明不要かと思いましたので省いています。ちなみにダイソーなど100均のものでも構いませんし、ホームセンターで販売されているものでも何でも構わないと私は思っています。

ビカクシダ板付用の「板」

板は「通気性」にこだわっています。

ビカクシダは水苔が乾いている「乾」の状態と、濡れている「湿」の状態が短いスパンで繰り返されることが理想です。そのため、できるだけ早く水苔を乾かすために、板付け用の板は通気性が良いものを選ぶようにしています。

基本的には通気性・水切れがよく、雨・風に強い樹脂素材で、無骨で安価な通風パネルを使用しています(上の写真がそれです)リビングなどの壁に飾るインテリア性を兼ねた板は木製のものを選んでいますが、通気孔がたくさん空いているものを選んでいます。

基本の板:「MIZUKAMI(水上)の通風パネル」

インテリア性のある板:Amazonや楽天で、部屋の雰囲気に合うもの

サーキュレーター

サーキュレーターは水苔を乾かす目的と葉っぱを健康的に育てる目的で使っています。

また、私の場合はビカクシダ以外にもたくさんの植物を育てていることもあり、サーキュレーターは部屋の広さよりもずっと風量が強いものを選びました。

上記でも紹介しているボルネードの「633DC-JP」がそれで、超シンプルな操作性とデザイン、そしてなにより堅牢性(サーキュレーター元祖のメーカーで、かつサーキュレーターを作っているメーカーの中でおそらく唯一24時間運転を可能と謳っている)が魅力です。

※ボルネードはAmazon・楽天ともに公式ストアがあります。

詳しくは「ビカクシダの管理・育成におすすめのサーキュレーター【選び方・メリット・使い方も解説】」をどうぞ。

霧吹き

霧吹きはダイソーなどの100円ショップで売っているペットボトルに取り付けて使う上記写真のものを使っています。

霧のようにキメの細かい水を広範囲に、かつ勢いよく長時間噴射してくれる(空気を圧縮して水と一緒に発射する)ので、ビカクシダをいくつも管理している身としてはこれがベストです。

ミスト状の霧吹きとしてはこちらのような商品が有名だとは思うのですが、入れられる水量も一度に噴ける量も少なかったり、壊れやすくて私は好きではありません(2~3個は使いましたがどれもすぐ壊れてしまいました)。

その点こちらはコスパ抜群ですし使い方もかんたんですし、唯一の欠点といえば見た目がダサいくらいです。

デザインを重視したいなどのこだわりがなければ、これを買っておけば間違いありません。

植物育成ライト(LEDライト)

最後に植物育成用のLEDライトです。普段は使うことがないのですが、旅行などで数日間留守にするときに必須のアイテム。

防犯上、雨戸やカーテンなどを締め切っていくので部屋の中はずっと暗いまま。そのため、日光に近い光を再現できて安く、かつある程度の範囲を照らすことのできる植物育成ライトをセッティングして出かけるようにしています。ちょうど下の写真の感じです。

私が使っているのは上述のようにBRIMの「SOL 24W」で、これを同じくBRIMの「クリップソケット」と組み合わせて使っています(フレキシブルチューブで角度調整がしやすいです)。

※BRIMにもAmazon・楽天ともに公式ストアがあります。

つけっぱなしだとさすがに熱を持ったりしますし電気代も気になるので、TP-LINKのスマートプラグと組み合わせて特定の時間にON/OFFをできるようにしています。

ビカクシダ・ビフルカツムを育てる上でのFAQ

最後にここまでご紹介しきれていない、ビフルカツムを育てる上でよくある疑問や不明点についても書いておきます。

ビフルカツムとネザーランドの違いと見分け方は?

左:ビフルカツム、右:ネザーランド

ビフルカツムは原種、それを改良した園芸品種がネザーランドです。オランダでさらに育てやすく品種改良したので、地名であるオランダの英語=ネザーランド(Netherlands)がそのまま品種名になっています。見た目の特徴はほぼ変わらず、育て方もほぼ同じなので、見分けるのは極めて難しいです。(ネザーランドの方がさらに強健な印象はありますが)

加えて、ビカクシダは環境によってその姿を大きく変える植物で個体差が激しいので、もはや見分けるのは不可能なのですが、いちおう私の所有している株同士で同じ環境下で育てている2つを比較した違いを下記にまとめておきます。

項目ビフルカツムネザーランド
胞子葉・切れ込みが深め
・分岐が多め
・先端が尖っている
・切れ込みが浅い
・分岐が少ない
・先端が丸みを帯びている
貯水葉※違いなし※違いなし

上記のように最大の違いは胞子葉です。貯水葉はまったく見分けがつきません。

ちなみに成長してくるとネザーランドも胞子葉の先端が鋭くなり切れ込みが深く分岐しますので、大株になったときの見分けはもはや不可能です。

下記写真は我が家で最も大きいクランプ状になった大株のネザーランドですが、先端が分岐して切れ込みも深いです。

ビカクシダ
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この記事の著者
pakiki

自然体園芸家。「自然体園芸」を掲げ、今の自分の暮らし方をベースに無理に植物に合わせすぎない・お金をかけすぎない園芸、楽しみ方を発信。観葉植物(主にビカクシダとコーデックス)と小さな庭でガーデニングを通して自分らしい暮らし・ウェルビーイングを実現する研究をしています。Amazon Vineメンバー。

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